秋から冬にかけて発症する人が多くなる「冬季うつ」または「季節性感情障害」

別名『ウィンターブルー』をご存知ですか?

なんとなく気分が上がらない・・・

やる気が出ない・・・

そんな風に感じた事のある方、実はそれ、天気が大きく関係しているのです。

そして特に一年の中でも冬になると発症する人が多くなることから『ウィンターブルー』という名前がついています。

ですが、冬こそ楽しめるイベントはたくさんあるのにもったいないですよね‼

そんな暗い気分を吹き飛ばす方法をご紹介します♪

『ウィンターブルー』になる原因

冬の暗い、やる気の出ない倦怠感のような気分は『ウィンターブルー』が原因と言われています。

なぜ『ウィンターブルー』になるのか、その原因をリサーチしました。

この症状は、日照時間が少なくなって天気がどんよりし始める10、11月ごろから3月近くまで発症するとされています。

名前の通り季節性のものなので、日照時間が段々と長くなってくる3月には自然と症状も収まるのが特徴です。

人の体は太陽光を浴びることで、脳内でセロトニンというホルモンが作られます。セロトニンはアドレナリンの反対作用をし、セロトニンがしっかり分泌されることで睡眠が誘発されるほか、心地よさや幸福といった精神を安定させる作用があることから

「幸せホルモン」とも言われています。

しかし日照時間が短くなる冬は、夏場と比べてセロトニンが作られにくくなり、睡眠のリズムも不規則になることから無気力や不安定な気持ちになりやすくなってしまうと考えられています。

『ウィンターブルー』は、10代後半~30代、特に女性に多く発症するとされています。女性の疾患率は、男性のなんと3倍‼

イベント盛りだくさんの冬を満喫するためにも、『ウィンターブルー』はなんとしてでも乗り越えたいものです。

『ウィンターブルー』のセルフチェック

ご自身が『ウィンターブルー』の症状に当てはまっていないかチェック項目を確認してみて下さい‼

いかがですか?

どれか3つでも当てはまれば『ウィンターブルー』の可能性があるそうです‼

いや、みんなそうじゃない?って思いますよね・・・。

ただ、『なんでこんなに倦怠感があるんだろう・・・』

と、思い悩むよりは『ウィンターブルー』なんだとわかることで

気が楽になる方もおられます。

他にも

・突然不安が強くなり、自己肯定感が生まれない

・外出がおっくうになる

などの症状があるそうです。

改善・対策方法をご紹介

そんな『ウィンターブルー』な暗い気分を吹き飛ばし、明るい日々を取り戻す方法をご紹介します!

【日光に当たる】

原因が日光にあたる時間が少ない事なのだから、日光を十分に浴びると効果がある。

いわゆる「光療法」です。

朝、目覚めたときに、すぐにカーテンを開けて朝の光を十分に浴びる。

これだけでも効果はあるそうです。

【食事で改善】

セロトニンという脳内物質の低下がうつ病を引き起こすとも言われています。

そのため、セロトニンを作る『タンパク質』や鬱々とした気分を改善させる作用がある『ビタミンD』が良いとされています。

『タンパク質』:牛乳・卵、肉類や魚、大豆など

『ビタミンD』:魚(特にカツオ)、きのこ類のきくらげなど

【軽い有酸素運動を取り入れる】

ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れる事でエンドルフィンというストレスを取り除くホルモンの分泌が盛んになります。

しかし、体を動かすのが苦手な方は家の中で簡単なストレッチをしてみるのもオススメ。代謝アップにも効果的ですよ。

気分が落ち込む『○○ブルー』は他にもあります

『○○ブルー』という言葉、増えてきたと思いませんか?

それだけ、現代人は気分が落ち込む事が増えてきているということです。

ストレス社会と言われる時代ですから納得ですよね。

そんな中、どんな『○○ブルー』があるのかご紹介します。

【マリッジブルー】

マリッジブルーとは…

結婚前、結婚後の男女に顕れる症状です。

結婚を控え、環境が変わる事への不安や焦り。

または親離れをする事へのホームシックから不安感やイライラなどの症状が出るようですね。

【マタニティブルー】

マタニティブルーとは…

赤ちゃんを授かって、気持ちは嬉しいのに不安感やいらいらが募り、そんな自分に落ち込んでしまう、情緒不安定な状況を言います。

1人で抱え込まずに、周りに支えてもらう事が大事だと思います。

【内定ブルー】

学生に多い、初めての就職という人生の大きな選択の時、どこか1社に絞るということ自体が、とてつもなく精神的に負担の大きな決断となる事から『本当にここでよかったのだろうか』と感じ、不安感に陥ることです。

ただ、『同期』という同じ立場の仲間が、この内定ブルーから抜け出す良いきっかけになると思います。

人は人との「つながり」や「ふれあい」において、最も安心を感じるものなのです。

【引っ越しブルー】

引越し前後になると憂鬱な気分になる、引越しにストレスを感じる症状のことを言います。

引越しの準備が面倒に感じたり、楽しみだった新生活が不安でいっぱいになったりと、精神状態が不安定になるのが特徴です。

時間に余裕を持って引っ越しをする、模様替えをする、引越し先で新しいカフェなど素敵なお店を見つけるなど前向きな行動を心がけましょう。

【帰省ブルー】

帰省ブルーとは、奥様が夫の実家へ帰省するのが憂鬱だと感じる事です。

義家族と食事の好みが合わない、義両親に嫌味を言われるなどで夫の実家へ帰省したくない奥様が増えているようです。

本音を言えば、夫と子供だけで帰省する『父子帰省』を願っているそうです。

義両親・嫁、共に気を使う必要がありませんし、経済的にも負担が少なくなりますし、なにより奥様は貴重な1人の時間を持てるのです‼

いかがでしたか?

初めて聞いた『○○ブルー』はありましたでしょうか?

主に女性に多い傾向があるようですが、少しでもストレスのない生活を送りたいものですよね。

『ウィンターブルー』 まとめ

原因がわかれば改善方法もあるというもの。

いつまでも憂鬱な気分でいることは無駄に時間を過ごすことになりかねません‼

1年中、楽しいイベント・行事はたくさんあります。

落ち込む事もあるとは思いますが、少しでも楽しい人生を送りたいと思うものですよね?

例えば、大切な人や仲間と美味しい食事をするだけでも

気分は上がるというもの。

ぜひ、今『ウィンターブルー』だと感じている方は改善方法を実践してみて下さい♪

まだまだ寒い日は続きますが、体調に気をつけて春を迎えて下さいね。

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