「イヤイヤ期」真っただ中、コロナで子どもと一緒にいる時間が増えたことで『イヤイヤ期』に1日中直面した親子も多いのではないでしょうか?

多くの子どもが2歳ごろから『イヤイヤ』が増えてくる時期を『イヤイヤ期』と呼びます。

子どもによって程度は違いますが、本来なぜイヤイヤとなってしまうのか、子どもの気持ちをわかってあげる事が大切なのに上手く出来ない…

そんな悩みや不安を少しでも解消でき、楽しくおうち時間を過ごせるよう参考になればと思い『イヤイヤ期』についてリサーチしてみました!

イヤイヤはいつから?

ママたちを悩ませる“イヤイヤ期”

成長の段階だと分かってはいるものの、実際にその時期を迎えてみると余裕がなくなってしまう人も少なくありません…

イヤイヤ期は約2歳半で始まります。

この時期は感情のコントロール方法を学ぶので、おうちの方が無理な要求まで聞き入れていると、子どもは「泣けば言うことを聞いてもらえる」と学習してしまいます!

知能が発達して自己主張が強くなりますが、体や言葉の発達は未熟なので「やりたいのにできない」ことにイライラする時期。

大切なのは、「イヤなのね」と感情は受け止めながらも、行動はゆずらないこと。

しかし、中には早い子で1歳過ぎから始まってしまう子も…

「できたね」で どんどん挑戦させる 好奇心が育つ時期なので、なるべく「ダメ」と言わずに挑戦させることが大切です。

積み木を投げたような場合でも、「次はボールを投げようね」と伝えることでやる気を育てましょう!

さらには3歳過ぎまで「イヤイヤ期」が続く子も…

「自分でやりたい」という自立心が芽生えつつも、うまくできないことも多い時期です。

複数の解決策を提案して子どもに選ばせたり、「どうしたらいい?」と尋ねて考えさせたりしながら、こっそり手助けをしてみてはいかがでしょう?

でも「イヤイヤ期」がくるとわかっていても対応出来るか不安と思うかたも多いですよね?

1歳:何でも試してみたくなる「実験期」

2歳:自分なりのこだわりが出てくる「秩序期」

3歳:自分のことを少しずつ自分でやれるようになる「自立期」

というように、成長によっても「イヤイヤ」の内容が変わってきます。

年齢ごとの発育を知り、それに応じた声かけやサポートをするのが効果的になってきます!

イヤイヤ期を乗り切るには?

ではそんな「イヤイヤ期」を乗り切るにはどうしたらいいのでしょうか?

実は「イヤ!」と自己主張できるのは健全に育っている証拠!この時期にイヤイヤをやめさせることはできません。

しかし、そうはいっても困る場面も多くありますよね…

そんな場合の対処法をご紹介します。

強いこだわりが出た時

同じことを繰り返しやりたがり、やらないとひっくり返って大泣きする。

昨日は平気だったのに、今日は頑なに拒否…

ご飯でも服でも、気に入っていたはずなのになぜ?と思う事も多いですよね。

まず、子供が何に強く興味を持っているかをよく観察し、こだわっていることに寄り添うことが基本です。

晴れた日に長靴を履きたがるだとか、ぬいぐるみを持って出かけたいだとかは誰も迷惑しませんのでやりたいように!

子供の気持ちを受け止めてあげましょう。

ですが、外出先では社会のルールやマナーがあることを教えてあげることが大切です。

エレベーターのボタンを押したがる、人込みの中を走るなど、人に迷惑のかかるような事であれば注意しなければなりません。

パニックになって手がつけられない、暴れて困るといった場合は、保健師や保育士に相談するのも一つの手です。

一人だけで抱え込まないことも大事ですよ!

子どもの癇癪(かんしゃく)

気に入らないことがあると、大きな声を出し、泣き、悲鳴を上げ、床に寝っ転がる……。

何度も繰り返されるこの姿に悩んでしまうママも多いですよね。

周りにそんな子は他にいないのに…そう思うと余計辛いものがあります。

癇癪を起したら、まずは気持ちを受け止め、できないこと、ダメなことはしっかりと目を見て伝えます。

その上で、駄々をこねて寝転んだり、大きな声を出して悲しみや悔しさに浸ったりしている時は、浸らせておいて大丈夫!

泣きやまないから何かしてあげようと手を出したり、こちらの気持ちが揺れてしまうと、子供は淡い期待を抱いてしまいます。

しかし、物を投げるなど危険な行動は大人に注目してほしいサイン!

抱きしめたり手を握ったりして止めて下さい。エスカレートしてしまいますからね!

お買い物中に言うことを聞かない!

お菓子を握りしめて離さない、床に寝っ転がり大泣き…よく見られる光景ですよね。

実はこれ、買い物に出かける前に約束をし、守れたら大げさにでも褒めて、お買い物ができたという成功体験を積み重ねていくことが鍵になります。

事前に「お菓子は買わない」「店の中を走らない」「大きな声で騒がない」など約束をしてから店に入るのが重要です。

約束を守れない時やグズってしまった場合は、一旦中断して約束を確認するか、車に戻って話ができる空間を作る。

約束が守れないようなら、買い物は潔く中止し「またチャレンジしようね!」と前向きな考えを持たせてあげましょう!

『リピート・クエスチョン・リクエスト』

『リピート・クエスチョン・リクエスト』という言葉をご存知ですか?

リピート:まずは子どもが言った言葉をリピートして感情を受け止めます。

クエスチョン:3歳を過ぎているなら「どうしたいの?」と質問(クエスチョン)を投げかけ、子ども自身に考えさせます。

リクエスト:なるべく多くの選択肢を提案して、「どれにする?」と子どもに選ばせてみて下さい(リクエスト)

このステップを踏むことで、自分で考えて物事に対応する力を育てることができます。

そして自分では何にイライラしているのかわからない事もあります。

子どもの様子を見て、何にイライラしているのか探り、「だから嫌だったのね」と共感することで落ち着いてくれる事が多いです。

リピート

子どもが「嫌だ」と言えば、「嫌だったね」とリピートしてみてあげて下さい。

気持ちを受け止めていることが伝わるようにする事が大切です。

クエスチョン&リクエスト

何にイライラしているのかわかれば、どうしたいのか、何個か解決策を提案し、子どもに選ばせてあげてみましょう。

先にしてしまうと、「そうじゃない!」「自分がしたかった!」と余計に荒れてしまいます。

「自分でやる!」と主張する場合は見守ってあげましょう!

イヤイヤ期が少ない子・ほとんどない子

中には「イヤイヤ期」がほとんどない子もいます。

イヤイヤが出ない、少ないという場合は主に4つの原因が考えられます。

・性格的におとなしい

・自立が促されている

・親の顔色を見るクセがすでについている

・親が怖くてイヤイヤできない

イヤイヤがなかったり、少なかったりする背景は、いいケースと悪いケースがあるのが実際です。

良いケースでいくと、多いのは「性格的におとなしい」というパターンです。

このまま受け入れていけば何も問題はないと思います。

悪いケースでいくと「親の顔色を伺っている」というパターンです。

過剰な期待感で見えないプレッシャーを子供に与えてしまっている可能性が高いです。

ありのままを受け入れてあげる事がポイントとなります。

イヤイヤ期 まとめ

「イヤイヤ期」の真っただ中にいるお母さん方、コロナで自粛の中、子どももストレスで

いつもよりイヤイヤがエスカレートしている!

という方もおられるかもしれません…。

どんな対策をしても解決しない時だってあるかもしれません。

そんな時はとりあえずハグしてあげましょう!

お互いの体温を感じ、スキンシップを取る事で少し違ってくると思います。

ハグにはそれだけの力がありますよ!

コロナを「イヤイヤ期」を乗り切りましょう!