トイレトレーニングについて、悩んでいるママは多いのではないでしょうか?

いつから始めよう?どうやって教えていけばいいのだろうか?

たくさん失敗もしますし、大変な事もありますが、乗り越えられる日は来ます‼

肩の力を抜いて、お子さんと一緒に頑張って行きましょう。

トイトレはいつから始める?

トイトレの開始時期はいくつかのサインがあります。

・歩行やお座りがしっかりする

・おしっこの間隔が空いてくる

・言葉で意志疎通ができ始める

などがあげられます。

発達には個人差があるので、お子さんの心や身体が「トイレに行く」ための準備ができているのかしっかり観察する必要があります。

「2歳だから」「3歳だから」と年齢で区切るのではなく、その子に合ったタイミングを見てスタートしてあげましょう。

具体的な目安

1.トイレまで自分で歩いて行ける

2.便座やおまるにしっかりした姿勢で座っていられる

3.大人の問いかけに、「はい」「イヤ」など簡単な言葉で答えられる

4.おしっこの間隔が2時間以上空く *おむつチェックをしましょう

5.抱っこして」「ちょうだい」など自分の気持ちを伝えることができる

6.大人のマネができる

これら全てが出来る必要はありませんが、最初の4つが出来ればスムーズにトイトレが進むと思います。

また、ママの心の余裕がある事も大切です。

トイトをじっくりする為の時間や精神的余裕が必要です。

そして、お子さんとの関係も安定しているなど、一進一退のトイトレにおいてお互いが頑張る事が必要です。

季節も重要

トイトレに1番オススメの時期は薄着になる春から夏です。

薄着の季節は、トイレに行ってもすぐにズボンやパンツを脱ぐことができ、洗濯物も乾きやすいので、おうちの方の負担が少なくて済みます。

逆に、秋から冬にかけては、厚着をするので衣類の着脱に時間がかかります。

また、寒い季節は分厚いトレーニングパンツだと乾きにくいので何枚も着替えを用意しなければならなくなる場合もあります。

トイトレの進め方

実際のトイトレの進め方をご紹介しますので参考にしてみて下さい。

  1. 絵本・アプリ・動画を使って「トイレ」を知ってもらう

トイトレが難しいのは、普段目にする事が少ないからです。

お子さんが知らない、「トイレに行く」という行為に、興味をもってもらうという事から始めます。

  1. トイレに行って、便座に座ってみる

お子さんがトイレに興味をもつようになったら、トイレに誘ってみましょう。トイレのイメージを良くするために、トイレ内は明るく清潔にしておくことが大切です。

嫌がる事がなければ、そのまま補助便座やおまるに座ってもらいましょう。

もし、トイレに入るのを嫌がるようなら、もう一度ステップ1に戻ってください。

  1. 生活リズムに合わせて誘い、1日に何度かトイレに行けるようになる

お子さんがトイレに行くことに抵抗がないようなら、タイミングをみて「食事の前後」「出かける前」「起床直後」「就寝前」などにトイレに誘ってみましょう。

うまくおしっこやうんちが出た場合は、「おしっこ出たね」「うんちできたね」とお子さんと一緒に確認をしてみましょう。

  1. 自分から「トイレ」と言えるようになる

最初はおうちのかたが生活の区切りなどでトイレに誘っていましたが、もしうまくおしっこやうんちが出たらいっぱいほめてあげてください。偶然でも、上手にトイレができるようになる経験を繰り返していくうちに自分から「トイレに行く」と言えるようになってきます。

  1. パンツ(トレーニングパンツ)を履いてみる

トイレでおしっこすることが、時々成功するようになってきたら、まずは昼間にパンツ(トレーニングパンツ)を履かせてみましょう。

パンツを使うと、「自分がおしっこした」という感覚がわかり、パンツの中ですると「濡れてしまって気持ち悪い」と感じるようになります。

もちろん、何度も失敗を繰り返すことになりますが、おうちの方は決して叱らず、大らかな気持ちで接してあげてください。

  1. 外出時も挑戦

外出時は「準備が大切」です。

外出時は、失敗しても大丈夫な場所(公園、児童館など)を選び、子ども用のトイレがある場所を事前に調べておきましょう。また、脱ぎ着しやすい服装を選び、着替えは多めに用意しておくと安心です。

いかがでしょうか?

ここまで色々準備して試してみても上手くいかない事もあります。

お子さんがトイレに行くのをいやがる場合は、お子さんの警戒心が強かったり、トイレのイメージが悪い可能性があります。

そんな時はトイレを楽しい場所にしましょう。

お子さんの好きなキャラクターのグッズでトイレ用品を揃えたり、シールやポスターなども貼って素敵なトイレ空間を作ってみて下さい。

トイトレのおすすめグッズ

色々なトイトレグッズがありますので参考にしてみて下さい。

・絵本

「トイレ」「おまる」「おしっこ」「うんち」をテーマにした人気の高い絵本を厳選しご紹介します。

ノンタンおしっこしーしー

【作者】キヨノサチコ 【出版社】 偕成社

【しーしーしー、なんの音? 赤ちゃんぶたさんはおむつでしーしー。くまさん、うさぎさんはトイレでしーしー。あれ、ノンタンは?】

人気ノンタンシリーズの1つ。

リズムのいい言葉の繰り返しはトイトレの声掛けにも役立ちそうですね!

トイレでちっち ゆっくとすっく

【作者】 佐古百美    たかてらかよ(絵)

【出版社】ひかりのくに

【トイレは楽しいところだよ。子どもたちが「やってみようかな」と思えるようなトイレがいろいろ。トイレのやり方でなく、子どものモチベーションを上げるお話。】

トイレに行く楽しさをメインに描いた絵本です。

自宅のトイレに子供が好きなものを並べると、絵本とリンクして喜んでもらえそうです。

おしっこちょっぴりもれたろう

【作者】 ヨシタケ シンスケ

【出版社】PHP研究所

【ぼくは、パンツにおしっこがちょっぴりもれちゃうから、いつもお母さんに怒られる。でも、いいじゃないか。ちょっぴりなんだから。】

トイレで無事できるようになっても、漏らしてしまうのはよくあること。

ママもこの本を思い出す事であまり怒らずにいられるかもしれませんね。

・おまるや補助便座

補助便座は、形によっていくつかのタイプに分けることができます。お子さんが使いやすいものであることはもちろん、ママにとっても扱いやすいものを選びましょう。

【ハンドル付きタイプ】

便座から落ちてしまいそうで不安!という小さなお子さんには、ハンドル付きタイプがおすすめです。ハンドルがあると力を入れやすく、うんちもスムーズ。一度座ってしまえば安定した体制になるので、周りを汚してしまう心配が少ないのもメリットです。

ですが、足を大きく開くのでズボンやパンツを全部脱がないといけないという点があります。

【便座のみタイプ】

できるだけ手間をかけたくないなら、便座のみのシンプルなタイプがおすすめ。

足を閉じたままでも座れるので、おむつやパンツ・ズボンを全部脱がずにさっと座れて便利です。踏み台があれば、お子さんが自分で乗り降り出来るので抱き上げる必要なし!

【踏み台付きタイプ】

やる気を伸ばしたい家庭は踏み台と補助便座が一体になったタイプがおすすめ。

1人でも便座に座りやすく、自発的な行動を促すことができます。座ったときに踏み台部分が足を支えるので、足が宙に浮くことなく力も入れやすいですよ。

ただし、このタイプはサイズが大きいので設置場所も収納場所も広い必要があります。

【おまる兼用タイプ】

低年齢のうちから長く使えるものを探しているなら、おまる兼用タイプもおすすめです。

おまる、それからトイレへとステップアップできるのがメリット。どちらにも対応できるのでコスパが高く効率的です。お子さんの気分で変えられるのも嬉しいですね。

ただし、片付けや手入れが面倒だったりするので親子のタイプによって選択肢に入れてみるといいかもしれません。

色々なタイプの補助便座をご紹介しましたが、キャラクター物などもたくさん売られています。

お子さんのやる気アップに繋がるような物を選んであげるといいかもしれませんね。

夜の『おねしょ』は別物

夜におしっこが出なくなるには、昼間のトイレトレーニングとは別に、おしっこを溜めるための身体の発達が必要です。

1. 朝までのおしっこを溜められるくらい、膀胱が大きくなること

2. 夜、熟睡するときに分泌される「抗利尿ホルモン」が働くこと

抗利尿ホルモンとは、夜の間尿の量を減らし、朝までもつようにする働きのあるホルモンで、十分に分泌されるようになるのは10歳くらいだと言われています。

夜だけオムツを使用し、朝一番でオムツが濡れていない日が続けば、パンツに移行しても大丈夫です。

この場合も、寒い時期は避けて夏にするのが良いと思います。

それでもおねしょをしてしまい、失敗してしまうことは何度もあります。

そんな時の対策として「防水シーツ」を使ったり、トレパンの上からオムツを履かせてみたりと工夫をしてみましょう。

ただし、「叱る」事だけは避けて下さい。

布団やシーツの洗濯が頭をよぎって、ついイライラしがちですが…

子供自身は「しまった」と思って傷ついています。

そこでしかってしまうと、子供はだんだんストレスがたまり、情緒不安定になってしまうことも。プレッシャーを与えず、ママはのんびりかまえていましょう。

しつけることも、トレーニングすることも出来ない事なので「仕方ない」と割り切る事が必要です。

いつか必ず自然になくなっていくものですので、気長に待ちましょう。

トイトレ まとめ

いかがでしたか?

トイトレが終わってホッとしている方も「懐かしい」と感じるであろう誰しも通るトイトレの道。

親の気力も忍耐力も色々我慢させられる事ではありますが、親子で乗り越える事が大切です。

早朝に、子供におねしょをしてしまったと起こされればイラッと来てしまうこともあるでしょう。

起こすまでおねしょをしてしまった事に気づいていない子もいます。

朝の忙しい時間帯ということもあり、バタバタが増えてしまいますよね。

ですが、いつか思い出になる。

誰しも通る道なんだと思い、受け止めて上げて下さい‼

春が来ればまたトイトレのスタートに良い時期になってきますね♪

ぜひ参考にしてみて下さい。