毎日使う枕、一体どのように選びましたか?

しっかり寝たはずなのに肩が痛い…首が痛い…なんて方はおられませんか?

他にも寝付きが悪く、朝まで眠気が取れないなんて方も。

「理想的な快眠」にはかかせない枕の選び方や、自分に合った枕について紹介します。

枕のサイズ

枕を新しく買う時、意外に悩むのが枕のサイズです。

「ご自分に合ったサイズをお選びください」といわれても、どれが自分に合ったサイズなのか、よくわからないという方も多いのではないでしょうか?

サイズは大きく6つに分類することができますが、選び方は身体の大きさや使用目的が基本のようです。

・小柄な人向き:35×50(55)cm

・中柄の人向き:43×63cm

・大柄の人向き:50×70cm

・枕以外の使い方も考えている人向き:60×63cm、80×80cm

・枕をパートナーと共有したい人向き:43×100cm

いかがでしょうか?

自分の体格を考慮し、枕を選んでみるのも1つの目安になります。

首が痛くなる原因

朝起きると、なぜか疲れが残っていて、首が痛く感じる・・・。

そんな朝の始まりは最悪ですよね?

「枕が合ってないのかな…」そう思う方も多いのではないでしょうか?

実は、自分に合わない枕を使うことで首や肩に負担がかかり、首の痛みなどを引き起こすことがあります。

高すぎる枕

肩や首の筋肉へ負担がかかる

いびきの原因になる

低すぎる枕

頚椎を支えられないので、寝違えの原因にもなる。

顎が上がる枕

血液が頭に下がり、脳への刺激が増えて眠りも浅く、いびきの原因にもなる。

枕がない状態

頚椎を支えられないので肩こりの原因にもなり、頭部が落ち着かないので眠りが浅くなることがある。

このように、合わない枕が引き起こす首への負担はさまざま。

では「自分に合う枕」とはなんでしょう?

【顔の仰角を約5度に保つのが理想】

ちょうどよい高さは、使用する方の体型や体重、寝る癖、敷き布団の弾性によって差があります。

首の痛みや何となく寝つきがよくないことにお悩みの方は、快適な睡眠を手に入れるために、【顔の仰角を約5度】に保てるような枕を選んでみてはいかがでしょうか。

寝返りも重要なポイント

実は「寝返り」は快眠にとって大変重要なポイントになります‼

例えば、自分は小柄だからといって、30×50cmのサイズを選んだ場合、もちろん想定では問題ないはずですが、もしも「大きく左右に寝返りを打つ」人だったとしたら…

その枕では小さいですよね?

頭が枕から落ちてしまう、もしくは頭が落ちそうになり無意識に寝返りをやめてしまうかもしれません。そうなると眠りの質はどんどん低下してしまいます。

小柄だから小さい枕……ではなく、寝返りも考慮した枕のサイズを選ぶようにしましょう。

枕なし派の特徴

枕なしで寝ると「ストレートネックや肩こりに効果がある」「首のシワ対策になる」などとテレビなどで言われていたこともあり、枕なし睡眠が気になったことはないでしょうか?

枕なし睡眠が良いのかどうかは、人(睡眠環境)によります。

首が痛くなりやすい人にはオススメしませんが…

それまで首が痛くなかった人も場合によっては、首の痛み、肩こり、首のシワをさらに悪化させる原因になります。

なので、実行する前にあなたが『枕なし』でも快適に寝られるのか確認する必要があります。

そして、『枕なし』で睡眠が出来る事には条件があるようです。

マットレスが柔らかめ

体が沈み込むような柔らかめのマットレスを使用している場合、枕を使わなくても(背中〜首にかけて)良い寝姿勢がとれることがあります。

体が沈み込むことによって腰〜背中にかけてマットレスとの間に隙間なくフィットするだけでなく、首・後頭部も若干沈み込み安定するので、枕なしでも快適に寝られるのです。

後頭部がフラット

後頭部が平らだったり絶壁気味の場合の方が、枕なしでも満足しやすい傾向があります。

後頭部が平らであるほど安定しやすく広い面で荷重を分散できるからです。

反対に、後頭部が張っている人が枕なしで寝ると、後頭部にかかる荷重を感じやすかったり不安定になりやすかったりします。

仰向き寝で寝返りが少ない体質

枕を使わずに横向き寝をすると、首が傾いたままになってしまいます。そのため、一晩中横向きに寝返ることなく、仰向きで寝られるような人でないと、枕なし睡眠は向きません。

寝返りが少ない人が存在するのは確かですが、寝返りを意図的に減らすのは無理があります。

これらの条件を満たしてないと、睡眠の質が下がるどころか体を痛める可能性があります。

さらに、寝姿勢が不自然になってしまうにもかかわらず、そのまま枕なしで眠ってしまうと寝違えを起こすことにもつながります。

もし、お試しで寝てみた時に首を痛めたり寝付きが悪いようであればおすすめ出来ません。

枕 まとめ

いかがでしたでしょうか?

毎日寝るためにかかせない枕ですから、快眠につながる自分に合った枕がいいですよね。

ホテルなどでも、さまざまな高さの枕を用意してくれている所が多いです。

それだけ、枕が重要と考えている人は多いという事ですね。

ちなみに筆者は…

枕はあってもなくてもどちらでも寝られるタイプです。

はい、例外ですね…。