『お母さん』にはよく叱られて育ちませんでしたか?

お片付け出来てなかったり、ケンカしたり、いたずらしたら間違いなく怒られる‼

『お父さん』より細かい所によく気がつくのは女性だからと言われていますが、子供を叱るのは『お母さん』の役目みたいなイメージありますよね。

ですが、【叱らない育児】を実践している方もおられます。

子供や周りにどのような影響があるのかリサーチしてみました。

叱らない育児とは?

【叱らない育児】に関して悪いイメージを抱いている人は多いのではないでしょうか?

悪いことをしても『仕方ない』だとか『わんぱくだから』とか

「何をしても叱らなくていい」と勘違いしている親は多いようです。

本来の意味

もともとの「叱らない育児」で言われているのは、子どもがいけないことをした時に叱るなという意味ではなく、

「生活習慣や苦手なことは、叱るより工夫や励ましで克服しよう」

「できていないことばかり叱るのではなく、できていることにも目を向けよう」

という意味合いからきています。

『叱らない=教えない』ではない

「これはいけないことだった」と分からせて、「いけないことをしたら謝り、自分がしたことの責任を取る」という行動をくりかえし教えることがしつけであり、『叱ること』です。

ただしその時は、大声で怒鳴ったり親の感情をぶつけたりしない…というのが本来の「叱らない子育て」の考え方になります。

子供の気持ちを聞かず、叱るより怒ってばかりでは親子ともに疲れてしまいますよね。

だからといってまったく叱らないままでは、子どもに「何がいけないことか」「いけないことをしたらどうするか」を教える事は出来ません。

「叱らない」が「教えない」になってしまわないように気をつけたいですよね。

叱らない育児を成功させるポイント

まず大事な事は

「叱らない育児」は、「叱らない」だけでは決して上手くはいきません。

普段「出来ている時」をこまめに認める

普段からなるべく子どもが「出来ている時」に、こまめに気づき、認めてあげることです。

親は、子どもの「出来ていない時」についつい関心がいきがちなもの。

それでも「出来ている時」に、「ちゃんと見ているよ」とこまめに示し続けることで、「叱らなくていい状態」が強化されていきます。

子どもの気持ちに寄り添いつつ、方針をぶらさない

「叱らない」というのは、子どもの要求の言いなりになることではありません。

「それはできないよ」と伝えることで、子どもが泣き叫んだり、かんしゃくを起すようなら、抱っこして背中をトントンしたりして子どもの気持ちに寄り添います。

子どもが、自分の思い通りにならず、悔しかったり悲しかったりする気持ちに向きあい、乗り越えることは、その子のためにとても貴い体験となります。

「叱る」以外の対応を工夫する

子どもは、自分で決めて選択したことは、より守ろうとするものです。

「宿題はおやつの前にする? それとも後にする?」などの選択肢を示し、子どもに選んでもらいましょう。

また、『静かにしなさい‼』などと怒るのではなく、『どーしたらいいんだった?』と質問してみましょう?

このように、『叱る』か『叱らない』かではなく、子供に寄り添い、一緒に考えて行動するという別の選択肢を工夫して実践してみてはいかがでしょうか?

間違った【叱らない育児】

子供が大声を出しても、泣いても、まったく普通にしているママやパパ。

果たして正しい接し方なのでしょうか?

自己流だから失敗する

叱らない子育ては、きちんと心のからくりを知った上で実践しないと、結果的に数年後に収拾がつかなくなり、強く叱る方に転換する確率が高いそうです。

ルールを示せていない

お友達遊びがスタートすれば少しずつ必要になってきくる社会的なルール。

それなのにただ「何も言わない」で過ごしてしまうと、その子は知っておかなくてはいけない社会のルールを学ぶチャンスを逃してしまいます。

叱らない子育ては、子供のやることを傍観するだけの楽ちん子育てではありません。

ママの観察眼があってこそ成り立つ事ともいえます。

叱らない教育を受けた子の末路

間違った【叱らない育児】を受けて育った子はどうなってしまうのでしょう?

子供がのびのび育つは大きな間違いです。

自由に育ちすぎたせいで、いざ大人になった時に困る人も…。

我慢が出来ない

欲しい物が手に入らない、自分の思い通りにならないと癇癪を起こす。

まるで3歳時と同じ、全く成長出来ていません。

こんな大人、周りにいませんか?

暴力を振るう

ケンカに勝った時に『強いね~‼』と褒められて育てば、『殴れば解決する』と思ってしまうかもしれません。

DV男の完成です。

社会に適応出来ない

自分の好きなように出来た学校生活は上手くいっても、社会で突然世界が変わるそうです。

叱られる免疫がないために、急に親世代の上司に叱られて引きこもりになるケースもあるようです。

叱らない教育は、親が守ってあげられる一定年齢まではよくても、大人になって社会人デビューした後、叱られ慣れていない為に精神的に病んでしまう人も多いようです。

してはいけないことをした時には、きちんと叱ることも子供の心を鍛えるためには必要だということですね。

叱らない育児 まとめ

いかがでしたでしょうか?

これから【叱らない育児】を実践しようと考えている方はぜひ、しっかりと【叱らない育児】に関して調べてから行って下さい。

叱り過ぎもダメ、叱らないのもダメ。

この言葉にとらわれないで、子供に必要なのは『叱る』のではなく『教える』のだと理解出来ていれば、親子で悩む事なく楽しく過ごせるのではないでしょうか?

『まだ出来ない事に対して怒る』

『気持ちを考えず頭ごなしに怒鳴る』

『叩いて言うことを聞かせる』

などではなく、普段の生活でいけないことをしたら叱るのはもちろん、悪いことの区別など地道に『教えて』行くことが大切だと思います。

少し怒っただけですぐ泣いてしまうような弱いメンタルに育って欲しくはありませんよね?