
騒音や地域のルール違反、ゴミ問題などなど…
引っ越し先で、または新しく引っ越してきた人とトラブルになった事はありませんか?
ご近所トラブルに悩んでいる人は、一刻も早く解決策を見つけたいですよね。
中にはトラブルが起きても気にしない人もいるようですが、神経質な人はストレスでうつ病になってしまうケースもあります。
コロナで外出自粛、在宅勤務、休校により自宅に巣ごもりしている日常が続いています。
その為、アパートなどでは他の住民の生活音を聞く時間が増え、ストレスとなっている人も多くおられると思います。
解決策の参考になってくれるといいのですが…
ご近所トラブルとは?外出自粛で増えたトラブル
ご近所トラブルといっても、何がトラブルの原因になるのかわかりませんよね。
ささいな事がきっかけだったりもします。
それでも、ある程度知っていれば注意して生活する事も出来ますよね。
ではよくあるご近所トラブルってどんなものがあるのでしょうか?
・騒音トラブル
ご近所トラブルの代表が騒音問題です。
生活音というのは、どうしても出てしまう音ではありますが、その音が隣の部屋や近所まで響くなどといった場合、トラブルが発生するケースがあります。
自分が出している音がどれぐらいの迷惑を掛けているのか分かりづらいですし、我慢できる度合いも人によって違います。
その結果、揉める原因となりやすいのです。
また、夜中に大騒ぎする若者たちにも困っている住民の方多くおられます。
・ゴミ捨て場のトラブル
ゴミ捨ての日を守らなかったり、燃えるゴミと燃えないゴミを区別しなかったりと…
ゴミ捨てに関するルールを守らなかったりすると、管理者に迷惑をかけることにつながります。
トラブルを避けるためにも、ゴミ出しのルールは守りましょう。
・ニオイのトラブル
家の中でゴミを溜め込んだ際に発生する悪臭をはじめ、ベランダや庭などでバーベキューを行った際に発生する臭いや煙もご近所トラブルに繋がる可能性があります。
ニオイは風に乗ってどこまでもいってしまいます。
ニオイの発生元となってトラブルを起こさない為にもなるべく注意したほうが無難です。
・駐車違反トラブル
車を停める場所にも注意が必要です。
駐車スペースがないといって適当な場所に車を停めてしまった場合、もしその土地が私有地であるのなら立派な駐車違反となり、所有者の人とトラブルになってしまいます。
契約駐車場と知らずに停めていた場合も同様です。
停める前にきちんと確認する事が大切ですね。
・ペットに関するトラブル
ペット特有の臭いや鳴き声などによって近所とトラブルとなってしまうことがあります。
また、近所の人に噛みついたりとケガをさせてしまうケースも。
しつけをキチンと行い、むやみやたらに吠えないようにして、においについてもしっかりと対策をしましょう。
ペットの管理には十分な注意が必要です。
・共用部のトラブル
共有部というのは廊下やエントランスなど。
ベランダにもゴミをため込んで悪臭を出していると迷惑行為となりトラブルに発展します。
たばこのニオイも近年は喫煙所が限られてきているため、トラブルに発展する事も。
・突然難癖をつけられる理不尽なトラブル
このケースは難癖をつける側に問題があるため、極力、トラブルメーカーや怪しい人には近づかないことが大事です。
このような被害に遭った場合は、管理会社、場合によっては警察へ連絡をしましょう。
トラブルにならないように、また、巻き込まれないように、平和に暮らしていく為にも注意が必要です。
地域で決められたルールを守る、迷惑行為をしないなど、最低限のマナーは守っていきましょう。
子ども絡みのトラブル
バタバタとした足音やはしゃぎ声など、子ども絡みの騒音で、ご近所と揉めるのはよく聞く話ですよね。
しかしそれ以外にも、ママたちが抱えるトラブルの原因はあります。
・道路族
最近、ネット上の主婦の間で話題となっているのは「道路族」です。
【道路族とは】“道路で大騒ぎして遊ぶ子供たちとその親”を指す言葉で、ご近所トラブルの原因ともなってきています。
道路を公園のように使い、それこそ鬼ごっこからキャッチボール、さらには車道でベタ座りしてのおままごとまで平然とやってしまうという…。
いちばんの問題は、騒音被害。
昼夜問わず叫び遊ぶので近隣住民にとっては迷惑となることも…。
子供が事故にあう危険なケースも。
他人の敷地内に入り込んで怪我をされては迷惑でしかありません。
・「差をつけられる」事が原因で…
子どもがいい学校に入学したから…
人見知りで子どもがあいさつ出来なかったから…
抜け駆けして習い事を始めた…
などなど、世の中には「差をつけられる」ことに敏感な人がたくさんいます。
これがうらみに転じて、トラブルに発展することはよくあること。
近隣の人との距離感は大切です。
・1度頼み事を聞いたのがきっかけで…
「どうしても…」と頼まれ、1回くらいならと引き受けた小守りがきっかけで
それからも何度も押し付けてくるように…
親切なのはいいことですが、きっぱり断る事も大切です。
どんなトラブルにせよ、子を守るのは親です。
そして、躾なければいけないのも、また親です。
子どもたちが楽しく過ごせるよう気を付けてあげたいですね。
トラブルになったらどこに相談するのか?
近隣トラブルが起きた場合、当事者に直接注意することは避けましょう。
直接注意をすると、逆ギレされて危害を加えられる可能性があるためです。
迷惑行為に罪悪感がない人や、迷惑行為だと気づかず身勝手な考え方をしている人もたくさんいます。
そのような人に注意をしても、非を認めて謝るどころか、逆上する可能性が高いです。
迷惑行為も、今度は嫌がらせ行為に発展する可能性も…
ではどうすればよいのでしょうか?
・管理会社などに相談をする
近隣トラブルになるような被害に遭った場合は、管理会社などに相談して下さい。
管理会社や警察、弁護士などに相談をすることで、穏便に事態が収拾することが多いためです。
トラブル対応にも慣れているため、安心して任せることができます。
・証拠を収める
録音や録画など、証拠を残すことで、相談がしやすくなります。
むしろ、証拠がないと対応してもらえない可能性があるためです。
トラブルの被害に遭った場合は、スマホで録音や録画をするようにしてください。
相談先を知っていれば、トラブルが起きた際に、迅速に対処できるようになります。
『警察』:「窓を割られた」「危害を加えられた」などの被害を受けた場合
『役所』:役所の生活課に相談をすれば、アドバイスをくれます
『管理会社』:マンションやアパート内での近隣トラブルであれば、まずは管理会社に相談
『自治会』:町村など、比較的小さな地域の場合相談に乗ってくれます
『弁護士』:管理会社や警察などに相談をしても事態が解決しない場合
『近隣住民』:同じ被害に遭っている人もいるかもしれませんし、情報収集も出来ます。
最終手段の「引っ越し」とならないためにも、平和に暮らしていくために諦めず出来る事から対処してみて下さいね!
弁護士に依頼する場合
弁護士が近隣トラブルの解決を依頼されたときには、次のような方法で対応してくれます。
・自治体・警察などへの働きかけ
実際にも、弁護士が働きかけたことで、自治体・警察などが重い腰を上げてくれたということは少なくありません。
近隣トラブル処理の経験が豊富な弁護士であれば、行政に動いてもらうためにどう交渉すればよいか、どんな資料を揃えたらよいかということは熟知しています。
・相手方への働きかけ
依頼人の代わりに相手方と交渉をすることは、弁護士にとって最も基本的な業務です。
多くのケースの場合には、相手方も弁護士から連絡がくれば、「このままではマズイ」と感じる人が多いと思いますので、問題解決に向かうケースが多いと思われます。
・裁判所の手続きを利用した解決
具体的には、
『簡易裁判所に民事調停を申し立てることで、再度の話し合いを試みる』
『実際に発生している損害について賠償を求める民事訴訟を提起する』
『今後起こりうる迷惑行為を禁止する仮処分(もしくは差止め訴訟)を申し立てる』
といった対応が考えられます。
しかし、弁護士にとっても裁判所の手続きは、「できれば使わずに済ませたい最終的な解決方法」です。
問題が解決する見込みがない場合や、現実に補償(補填)を求めるべき損害が発生している場合などに限られるかもしれません。
費用に関しては、
費用は、最終的に弁護士に依頼する(弁護士が行う)対応に応じて異なります。
例えば、行政への働きかけや、書面(内容証明郵便の発送)程度の依頼であれば、【5万円から10万円程度】の着手金(と手数料)のみで引き受けてくれる事務所もあります。
調停や訴訟を用いて話し合うという場合には、着手金だけでも【10万円、20万円】といった費用がかかり、和解や勝訴判決を得たときには、別途成功報酬が発生します。
さらに、損害賠償請求(慰謝料請求)をした場合には、得られた賠償金(慰謝料)の金額に応じて、歩合制の成功報酬も発生します。
近隣トラブルの損害賠償金は、数百万円といった高額なものになることも少ないので、着手金込みで【30万円~60万円程度】の費用で収まる場合が多いと思われます。
近隣トラブル まとめ
いかがでしたでしょうか?
新しい土地への引っ越しはドキドキしますが、楽しみでもありますよね?
なのに…さっそくご近所トラブルに悩まされるなんて最悪です。
また、新しく引っ越してきた人がトラブルメーカーだったら…
平穏な暮らしを保つためにも、ぜひご近所には注意しておく必要があります!
ご近所トラブルに巻き込まれた際は諦めずに色々解決方法を試してみて下さいね!