
原因はささいな事でも喧嘩に発展してしまう事って多いですよね?
夫婦喧嘩ならなおさら、遠慮がなくなり喧嘩になってしまう事も増えたのではないでしょうか? 喧嘩が多くて悩んでいる夫婦や、その子どもに与える影響は一体どんなものなのかリサーチしてみました。
夫婦喧嘩が起きやすい原因とは?
女性に多い「察して欲しい」という思いと、男性の「言ってくれないとわからない」という思いから
喧嘩になる事が多いのですが、確かに喧嘩の原因には「きちんと言葉で伝えれば回避できること」が多いのも事実。
ではどんなすれ違いが原因で喧嘩になってしまうのでしょう?
子どものことで意見の相違
子どもへの接し方、育児の仕方、子育て観の違いなど、些細なことが喧嘩の原因になったりします。
自分が育ったように、育てられたように、日常の生活のしつけから習い事まで生きてきた環境が違うのですからきちんと話し合わないと喧嘩になります。
お互いに子どもにとって何が最良なのか助け合いながら協力していけたらいいですよね。
家事分担して欲しい
夫が家事をしない、ゲームばかりしている、共働きなのに手伝わないなど、日ごろのストレスは主婦からすれば溜まっていくばかり。
その上、家事や料理について文句を言われれば喧嘩になるのは防げませんよね。
家事に関しても、共働きならば協力していくのが上手くいくコツだと思います。
お互いに歩み寄る事が必要です。
コミュニケーション不足
話を聞いてくれない、一緒に出掛けてくれない、飲みに出て早く帰ってこないなど
日々の接する時間が少なく、コミュニケーションが不足してしまうことで喧嘩になりやすい原因を作っている事があります。
機嫌が悪いとき
単純にどちらか機嫌が悪いと喧嘩になってしまう事も。
そういった時に日ごろの不満やストレスが爆発してしまう事が多いでしょう。
原因としてはよくある事のようですが、解決するにはどれも話し合いが必要そうな内容ばかり。
それほど、夫婦喧嘩の種は日常に潜んでいると言えます。
夫婦喧嘩の頻度や仲直りまでの期間
夫婦喧嘩の頻度はどのくらいなのでしょうか?
年に数回、月に数回、1週間に数回、毎日…など夫婦それぞれ回数は違いますが、1番多いのは“月に数回”という夫婦のようです。
中には毎日喧嘩という夫婦もあるようです。
ではどのくらいで仲直りしているのでしょう?
・1日以内…ささいな事が原因だったり、あまり激しい喧嘩にならなかった場合、その日の内に仲直りという事がほとんどのようです。
・2日~3日…少しひきずっていますが、一緒に生活している以上仲直りするきっかけはたくさんあるので早いほうではないでしょうか?
・4日~5日…モラハラ夫の可能性が高いです。もしくは奥様がよほど怒っているか。それなりの原因がないと5日も引きずる事はないので深刻度は高いです。
・1週間…謝っているのに許してもらえないという人が多いようです。
仲直りを切り出すのは、仲直りが早い夫婦だと“どちらともなく”自然に元に戻る…という事が多いようです。
次いで「夫」が先に謝るケース。
そして「妻」が先に謝るケースですが、妻が先というケースだけ、喧嘩が長引いていたり、モラハラの可能性が高くあるようです。
夫婦喧嘩がもたらす子どもへの影響
育児期は、子供の世話やしつけなどへの考え方の違いから、夫婦間での葛藤や、喧嘩が起こりやすい時期です。
夫婦喧嘩にならないためには、お互いの考えを尊重し、譲り合い、妥協点を見つける必要があります。
しかし、育児期はお互いに忙しく、コミュニケーションの時間が取れないことも夫婦喧嘩の原因の一つです。
ではそんな両親の夫婦喧嘩を見てしまった子どもにはどんな影響があるのでしょうか?
・恐怖心を覚える
両親が怒鳴り合う、もしくは一方的に怒鳴られる親を見た子供は、恐怖心を抱くようになります。
家の中でくり返されれば、子供には逃げ場所がありません。
夫婦喧嘩はその時だけでなく、終わった後も家庭内の雰囲気を悪くします。
その結果、子供は不安な状態になる事が増え、日頃からびくびくと怯えるようになります。
・「脳」へのダメージ
両親間の暴力や暴言を日常的に目撃した子供は、脳の「視覚野」の一部が萎縮するという研究結果があります。
さらに、身体的な暴力を目撃してきた人よりも、言葉の暴力を目撃してきた人の方が、脳へのダメージが大きいことも分かっています。
視覚野が萎縮するということは、目の前にあるものを正しく認識できない、あるいは見たくないモノは存在を認識できないことにつながります。
つまり、記憶力や学習に影響が出る可能性がありますし、語彙力が落ちてしまうのだそうです。
それでも夫婦喧嘩をしてしまう事はあると思います。
そんな時に子供にどうフォローすればいいのでしょうか?
・まずは、子供の心のケアから
自分の両親が暴力的な言動を発したり、自分を気遣ってくれなかったことなどに対して、子供の年齢が小さいほど混乱は大きいです。
必ず子供を、優しく抱きしめてあげてください。
夫婦にとって、子供は大切な存在だと伝えてあげれば、子供の心は和らぎます!
・話が理解できる子供へのフォロー
まずは、二人で「怖い思いをさせてごめんね」と、子供の気持ちをストレートな言葉で表し素直に、真剣に謝りましょう。
そして子供の想いを聞き出し、「喧嘩の原因はあなたではないからね。あなたは大切な存在だよ。」と伝えてあげて下さい。
仲直りの方法とは?
夫婦喧嘩をしてしまったとしても、長引かせてこじらせないためには、正しく謝る、謝られることが大切。
そうとはわかっていても、どんな風に仲直りをすればよいのか、悩んでいる夫婦の参考になればと思います。
どんな風に謝るのか
何に対して謝っているのかわかりやすく謝罪する、自分が悪かったことを認める、改めて謝罪するなど、具体的な謝り方をすれば伝わりやすいです。
プレゼントで「ごめんなさい」
どうしても謝りたいけど、どうしたらいいか分からない……という場合は、ちょっとしたプレゼントを用意するのも方法の一つです。
謝罪の気持ちも一言添えるとよりスムーズに仲直りできます。
しかし、毎回同じパターンは避けましょう。
LINEで謝る
仕事に行っている間など、面と向かって言えない場合はLINEで謝るのも1つの方法です。
言いにくいことでもLINEなら簡単に伝えられたりするので気持ち的には楽なのではないでしょうか?
相手を笑わせて謝る
夫婦喧嘩で沸き起こった怒りの気持ちを鎮めるには、それと真逆のエネルギーで相殺することも1つのコツです。
もし笑いのセンスが高いなら相手をうまく笑わせて謝りましょう!そうでないならテレビのお笑い番組など面白いものを一緒に見て笑うとか、ふいに変顔をして見せて笑わせるとか、とにかく何とかして笑わせてください。
相手が笑っている時は笑いと怒りの感情は同居できないので謝ると上手くいきやすいです!
いかがですか?
試せそうなものがあればぜひ、参考にしてみて下さい!
夫婦喧嘩 まとめ
夫婦喧嘩は多くの場合、うまく仲直りできますが、できなかったら結婚を継続するのが難しくなる可能性もあります。
夫婦喧嘩をして、どうやって仲直りをしようかと悩んでいる時は、自分と同様に相手もそう思っているものです。
ですが、いつも自然と元に戻るのを待っていたり、時間が解決している…
という夫婦はいつか大きな喧嘩をした時に今度こそ仲直りできず元に戻れないなんて事になる可能性も…。
できれば素直に謝る習慣を付けられたらいいですね。