朝が苦手だったり、めまいやたちくらみでフラつく事のある女性は多くないでしょうか?

しかし、その原因を「朝が弱いから」と片付けてしまっていませんか? 

実はそれ【低血圧】のせいかもしれません。

悩む人の多い【低血圧】について詳しくご紹介します。

低血圧とは?

自分の血圧の数値は知っていても、それが低血圧かどうかわからないという人は多いと思います。

低血圧とはいったいどのくらいの数値のことを指すのでしょうか?

・明確な基準値はない

【低血圧】とは、それ自体は重篤な病気ではないのですが、高血圧はきちんと国際的に診断基準となる値が決まっているのに対して、低血圧には定められた明確な数値はありません。

その診断基準として正確なものはなく、血圧の収縮期(最大)が100以下で拡張期(最小)が60以下のものを低血圧と言われており、大体の病院がこの場合に低血圧だと診断しているようです。

しかも、もうひとつ高血圧と決定的に違う点があります。それは、低血圧にはまだ効果のある薬物治療法が少なく、薬を飲めば治るというような簡単なものではないということです。生活習慣を変えるのが現在のところ最も有効だといえるようです。

・低血圧の症状

こんな症状がある人は【低血圧】かも?

・朝中々起きられない

・体がだるい

・めまいや立ちくらみが起こる

・頭痛

・不眠

・肩こり

・吐き気

・耳鳴り

・胃もたれ

中にはあまり【低血圧】が原因だと気づきにくい症状もありますよね。

思い当たる症状はありましたか?

このような単なる体調不良で片付けてしまいそうな症状や、はっきりした数値基準がないことにより、自分で低血圧だとは自覚していないケースもたくさんあります。

男女問わず、心配であれば医療機関を受診して下さい。

低血圧の種類別症状

低血圧には、大きく3つのタイプがあります。

自分がどのタイプに当てはまるか知っておくことで、対処しやすくなります。

本態性低血圧

本態性低血圧は、最も患者数が多い低血圧。他に病気がなく体質や遺伝が原因で慢性的に低血圧になるのが特徴です。一般的に【低血圧】と呼ばれるものはほとんどこれに当てはまります。

症状として身体の倦怠感や頭痛などを訴える人が多く、医師に診断されてはじめて低血圧だとわかったという人も。

起立性低血圧

起立性低血圧は、横になった状態から起き上がったり、地面や椅子に座った状態から立ち上がったりしたときにフラついてしまうもの。起き上がる際に最大血圧が20mmHg以上急激に下がる場合がこのタイプに当てはまります。

いつもは低血圧でない人も自律神経の不調などにより起こる場合があるほか、本態性低血圧と併発することもよくあります。

二次性低血圧

心臓病や糖尿病、甲状腺異常などの病気や、その治療のために服用している薬の副作用が原因で低血圧になってしまうのが二次性低血圧。

食後に血管が拡張するために起こり、食後にめまいや倦怠感を感じる食後低血圧もここに分類されます。

この3つのタイプの中で本態性低血圧はこれといった原因が思い当たらないことがほとんどですが、その場合は生活改善によってよくなるかもしれません。

血圧で病院に行こうと考える人はまだ少ないですが、病院側では年々低血圧治療のための対策を行うところが増えています。

自分がどのタイプに当てはまるのか専門医の受診をするのがいちばんですので、この機会に調べてみるのがいいかもしれませんね。

低血圧の予防

では、そんな低血圧の予防方法はあるのでしょうか?

その予防方法を説明します。

軽い運動

軽い運動も低血圧には有効です。これは運動不足によって血液を送る筋力の低下が起き、低血圧を引き起こすのを防ぐためです。

また積極的に運動することで、交感神経が刺激され、血管の収縮が起きるので、やはり運動は低血圧予防には効果的です。

タバコ

タバコは血管収縮作用があるので、逆効果です。低血圧から二次的被害を出さないためには、お風呂にはゆっくり入ることや、急な動作を避けることが大切です。

低血圧の症状改善

低血圧を改善するためには、生活習慣を変える必要があります。体質的に低血圧になりやすい人でも、栄養や運動不足が重なっているから低血圧が引き起こされている場合がほとんど。そのため、日々の生活の中できちんと気をつけていけば低血圧は治ることが多いのです。

毎日摂りたい効果的な食事

1日3食きちんと食べることは低血圧の改善には重要です。

朝が苦手で朝食を抜いたり、ダイエットで食事制限による栄養不足などが原因で低血圧になるケースが多くみられます。

肉や魚類、大豆食品などのタンパク質。

チェダーチーズは血圧を上げるホルモンの材料が含まれているため、血圧を一時的に上げるのに効果があります。

合わせて野菜や海藻でビタミンとミネラルを摂るなど、栄養バランスをよくすることも大切です。

水分補給

カフェイン入りの飲み物を飲むだけでなく、血液量を増やすことができるよう水分を多めに補給することが低血圧には効果的です。

1日に最低でも1リットル以上は飲むように心がけるとよいでしょう。

意識しないと1日の水分摂取量は1リットルに届かないことがほとんどなので、こまめに飲む習慣をつけるのがおすすめです。

朝起きてすぐに冷たい水を200ml飲むのも、交感神経の働きを高めてくれて低血圧の改善につながるほか、睡眠中に失われた水分を取り戻すことができたり、朝のルーティーンになってシャキッと目が覚めたりといいことづくめです。

朝のコップ1杯のお水を習慣化することがおすすめです。

簡単な運動で改善

有酸素運動を行うことで血の巡りをよくし、自律神経の働きを活性化させることができます。

また、特に身体の末端の血液がうまく心臓に戻らないことが多い低血圧ですが、ふくらはぎの筋肉を鍛えることで脚の血流を促進させる効果もあります。

効果的なのがウォーキングや階段昇降ですが、仕事などが忙しくなかなか運動のための時間をとれないことも多いでしょう。低血圧の人は動悸や息切れの症状が出やすいため、運動するのは億劫だと感じる人もいるかもしれません。

低血圧の人の多くは血液の循環がうまくいっていないので、普段の日常生活の中で身体を動かすように心がけてみてください。それだけでも運動不足が解消されるはずです。

低血圧 まとめ

思い当たる症状はありましたか?

もし申告ならば、改善方法を早めに試してみる事をおすすめします。

朝の辛い倦怠感や、たちくらみなどなくスッキリした目覚めで1日をスタートしたいですよね‼

ですが、もし申告のようであれば病院へ行って受診して調べてもらって下さいね。