最近ではもう定着しつつある言葉ではないでしょうか?

TVでもよく取り上げられるようになった【終活】は最近ではお年寄りだけが対象ではなくなってきています。

災害や事故や、流行性感染症による死因は年齢関係なく誰にでも起こりうる事です。

医療の発達により、人はそうそう簡単には死ななくなりました。

ですがふとした事でいつ死んでしまうかわからないのも現状です。

そして【終活】の方法も進歩しつつある中でご自身に合った【終活】のお手伝いが出来るようにリサーチしてみました‼

【終活】とは

「人生の終わりのための活動」の略です。

死と向き合い、最後まで自分らしい人生を送るための準備をすることを【終活】と言います。

ですが、具体的にどういう事をすればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?

主な事柄としては生前のうちに自身のための葬儀や墓などの準備や、残された者に迷惑がかからぬよう生前整理、残された者が自身の財産の相続を円滑に進められるための計画を立てておくことなどが挙げられます。

生前整理

→生きて動ける間に行う、身の回りの物品の整理と社会的な関係の整理。

遺品が多いと子供にとって親の家の片付けが大きな負担となり、専門の遺品整理業者を雇う場合が多いです。体が動く間に、本人にとって本当に大切なできるだけ少量の物だけに絞っておくことが必要となります。

社会的関係の整理

→企業や団体で活動している場合には健康なうちに後継者を育て、いつ動けなくなっても代役がいるようにしておくといいでしょう。

重要な役からは降りて、身軽になっておく必要があります。

また、亡くなった後にお世話になった方々にメールなどで、感謝とお別れのメッセージを送る代行サービスも現れました。

葬儀

→最近は家族葬など近親者のみで行うのが一般的となりつつある。葬儀は自分で行うことができないので、任せられる関係を築いておくことが大切と思う方も増えています。

予め葬儀を決めておいてもらえると、家族も悩んだりバタバタする事なくスムーズに出来て助かりますよね。

埋葬

従来、遺骨は家の墓地に埋葬するのが常であった。子孫が墓地を守る負担軽減や供養してくれる子孫がいないため、最近は合葬墓や永代供養墓に加え、散骨や樹木葬、樹林葬など自然葬を選ぶ人も増えています。

遺産相続

→この事で揉めるようなドラマも数多くあるほど、遺残相続は揉め事の種です。

しっかりと決めておき、家族に伝えておくのが最善策だと思います。

【終活】のメリット

①自分の意思が家族に伝わる

どうしたいのか、元気な時に伝えて置くことでご自身の老後の生活が前向きになる方もおられます。

②残された老後生活が充実する

死を人生のゴールとするなら、先行きが曖昧なゴールより、ある程度自身で把握できたほうが、残りの時間を有効に活用できると思います。

③遺産相続のトラブルを回避できる

金銭が関わる遺産相続では大きなトラブルに発展するおそれがあります。自分が生きているうちに、遺言書を残すことはもちろん、家族みんなとも話し合いを進めておきましょう。

エンディングノート/ありがとうファイル

『エンディングノート』

みなさんも聞き覚えある言葉ではないでしょうか?

ですが実際に手にとって中を見てみたことはありますか?

実際は正式な規格は存在しません。書かなければならない項目が決められているわけではなく、ノートの中に実際に記載する情報量も人によって異なります。

エンディングノートを書く目的は、主に「自分の死後、家族にかかる負担を減らすこと」です。

自分の事について

本籍地や免許証・保険証など個人情報に関する事も詳しく書いておくと家族は助かります。

資産の事について

貯金通帳や、カードなどもどうして欲しいのか記入出来るタイプの物が多いと思います。

負債についてもきちんと隠さず書いておきましょう。

特に、保険についてもしっかり記入する必要があります。

身の回りの事について

携帯電話や、パソコンなどで加入している物があれば退会手続きなども必要な物があったりします。

その場合のIDやパスワードは必要となってきますので、事前に整理しておくか、頼むよう書いておく事が必要です。

家族/親族について

遠い地域に住んでいる親族の連絡先や、伝えて欲しい友人、知人の連絡先など記載しておくといいですね。

医療/介護について

かかりつけの病院や、電話番号。重病を患った時の治療方針を決める人や延命措置をして欲しいかどうか。

いざという時にご自身と家族の意見が異なることがないよう、一人で決めずに家族や親しい方に相談をしながら記載するようにしましょう。

葬儀について

自分がどういった葬儀にして欲しいのか、事前に決めておき家族に伝えておくと良いかもしれません。

家族だけで行ってほしいという希望や、できる限り費用を抑えて他のことに使ってほしい旨などを記入します。

『ありがとうファイル』

女優として活躍するかたわら、暮らしをよりよく楽しむことにも 並々ならぬ情熱を持つ財前直見さん。

彼女が家族の一員として、また一児の母としての経験と思いをもとに、作り上げたのが

「ありがとうファイル」と名付けた、とにかく便利で頼りになる手作りファイルです。

・用意するのはA4サイズのクリアファイルだけ‼

この「ありがとうファイル」には画期的な部分が多い。

まず、書籍自体に書き込むのではなく、説明に従ってPDF式シートをダウンロード・プリントアウトして書き込む仕組みであること。

そしてシートの内容が多岐にわたり、家族の状況や構成で選べること。

「家族の今後25年のライフプラン」、「親へのインタビュー」、「お母さんの味レシピ」、「宝物コレクション」色々な項目があります‼

中でも後々役立ちそうなのが、「親へのインタビュー」。

50あまりの質問項目があり

『子どもの頃の夢は?』

『お父さんはどんな人だった?』

『お母さんは?』

『結婚の時に言われたことは?』

と続く。楽しい記憶を語ることは誰しもうれしいもの。

続けて、

『介護されることになったら?』

『病名、余命の告知はどうしてほしい?』

『延命治療はどうしたい?』

などなど…一般的なエンディングノートはここのみを書くものが多いですが、それだと楽しい作業とは言えませんよね?

楽しかった記憶や思い出を振り返りながら、親子の会話も改めてじっくり出来る素敵な時間となると思います。

終活アプリ

スマホをお持ちのかたなら無料でダウンロード出来る『終活アプリ』を使う方法もあります。

『エターナルメッセージ』

エターナルメッセージとは、冠婚葬祭を総合的にプロデュースする株式会社サンセルモが提供している終活アプリです。

このアプリには、アルバムやエンディングノートの機能があります。

また、ご家族に動画でメッセージを残すことも可能です。

登録は無料で、万が一の時には登録されたご家族に写真やメッセージが届けられます。

『100年ノート』

100年ノートとは、アクティブシニア向けの生活総合情報誌の『はいから』を刊行している株式会社アーデント・ウィッシュが提供している終活のためのアプリです。

アプリ版のエンディングノートとして活用することができます。

文字だけではなく写真や音声も残すことができ、閲覧者を設定することが可能なので安心して利用することができます。

また文字が大きく簡単な操作で行うことができるため、誰でも使いやすくなっています。

『終活ノート』

登録出来る項目は「ご自身のこと」「身近な人」「伝えたいこと」「ペット」「ご預金」「財産」「病院・介護」「弁護士」「葬儀」「保険」「登録サービス」などです。

『エンディングノート』

「伝えなければいけないこと」「伝える事が出来なかったこと」「遺しておきたいこと」を記憶しておきます。

あなたがいなくなってからも家族が困らないように…。

このアプリは機密保持の為、通信機能を持ちません。

外部に情報が送られる事はありません。

パスワードで気密を保持し、あなたがいなくなってから家族に伝えられます。

大きく、見やすく、わかりやすいアプリです。

さらに、iPadは文字やアイコンも大変大きく見やすいユニバーサルデザインです。

『遺影る(kazaru)』

生前写真を撮影しておけるアプリです。

「終活」の一環として、大切な人の為にあなたらしい納得の1枚を。

遺影は飾れないなあって人も、景観を損なう広告もありません。

お線香(3秒間放置)もついています。

気になるアプリはありましたか?

ぜひ活用してみるのもいいかもしれません。

終活カウンセラーとは

「終活」に関して「カウンセラー」としてじっくり話を聴けるスキルを持った方です。

終活に関する抽象的な「悩み」の中身が、どの分野の悩みであるのか、またどの専門家が必要であるかを見極めてくれます。

終活の準備をする方の中には、何から始めていいかわからない方が多くいます。

終活カウンセラーはそういった方の悩みを聞き、課題を洗い出し、終活に関わるどの専門家に連絡をするべきかを判断しアドバイスします。

課題を解決するのではなく、課題解決のために誰に問い合わせればいいかを案内する終活カウンセラーはまさに「シニアのお困りごと案内人」です。

終活に関わる総合的な知識を身につける必要があり、相続、遺言、保険、葬儀、お墓、介護、健康など、分野は多岐にわたります。

他にもカウンセラーとして相談者の悩みを聞き、共感することが求められます。

単なる課題の解決だけではなく、終活という人生の集大成と向き合う相談者の心に寄り添うことを一つの軸として設けている点は、終活カウンセラーが各分野の専門家と大きく異なる点です。

ぜひ、どうしたらいいのかわからない。

相談したいけど誰に聞けばいいのかわからないという方は『終活カウンセラー』にご相談してみてはいかがですか?

夫婦で相談するのもいいですし、家族で、親子で色々な悩みや問題を解決していくことが出来ると思います。

また、その経験を活かし、ご自身が『終活カウンセラー』の資格取得を目指してみるのもいいかもしれませんね‼

【終活】 まとめ

若い方でも、お年寄りでも、元気なうちに出来る事を考えてみませんか?

いつどうなるかわからない…ならば、備えあれば憂いなしです‼

ただ単に、死後どうして欲しいのかだけを記録しておくだけの物ではなくなってきています。

残された家族のために出来ること。

という観点からも色々な方法が増えてきています。

後悔しないためにも、準備しておくことは大切です。

ぜひ、参考にしてみて下さい‼