国民的アニメ【ドラえもん】を見て育った子がほとんどではないでしょうか?

シルエットから可愛いドラえもんは小さいお子さんにも絶大な人気を得ています。

そんなドラえもんの人気の魅力や意外性に迫り、ご紹介していきたいと思います。

ドラえもんとは

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ・ゲーム作品。

国民的な漫画で、テレビ朝日で現在も放送されているアニメは2019年に放送40周年を迎えたほどの長寿番組となっています。

日本で『ドラえもん』を知らない人はまずいないと思われ、世界的にも人気が高く身近な存在となっています。

世界では、翻訳された原作漫画と吹き替えアニメ版がこれまでアジア圏、中南米、アラビア語圏、ロシアやイスラエルなど出版・放送されていました。

アメリカ・カナダではディズニーがテレビ朝日から放送権を取得し、2014年夏に全米デビューしました。

あらすじ

ある日、勉強も運動も苦手でドジばかり踏む小学生・野比のび太の元に、机の引き出しから、未来から来たのび太の孫の孫(玄孫)だと名乗る少年セワシと、青いネコ型ロボット・ドラえもんが登場します。

セワシは「このままじゃお祖父ちゃんは悲惨な人生を送ることになる」という忠告とともに、ドラえもんをのび太の教育係として置いていきました。

初めは混乱するのび太だったが、ドラえもんのひみつ道具の力を知り、セワシから伝えられた未来を変えるべくドラえもんを迎え入れて一緒に暮らすことになります。

そうして、ネコ型ロボットと少年の2人の友情物語は幕を開けるのであった。

評価と批判

のび太にひみつ道具を与えて甘やかしてしまうドラえもんや、すぐにドラえもんやひみつ道具に頼るのび太に対する「子供の教育に悪影響だ」という批判の声は原作漫画の連載当時から上がっており、映像化されてからもより一層根強い声として残っています。

ですが、「のび太は作中で少しずつ成長している」という意見もあります。

そもそも『ドラえもん』はのび太の成長を描く話ではなく、ドラえもんがひみつ道具を取り出してのび太(=読者である子供)達の願いを叶える物語であり、「のび太がドラえもんを頼るのは作品テーマから考えて当然」という意見も存在します。

原作者も「『ドラえもん』は主人公が取り出すひみつ道具が日常生活に及ぼす影響を描く生活ギャグ漫画であり、のび太は読者が目指すべき理想像として描いていない。

「のび太がマイナス要素を多く持っているお陰で、それを救うドラえもんをヒーローのようにカッコ良く描くことが出来る」という思いがあるそうです。

ドラえもんが人気の理由

色々な大人の思いとは関係なく、子供たちからの人気は常にありますよね。

見た目の可愛らしさ

人型のキャラクターより動物型のキャラクター、角ばったキャラクターより丸いキャラクターの方が親しみやすさを感じるらしく、小さくて丸いドラえもんは人気キャラクターの条件を満たしています。

小さなお子さんは特に輪郭がはっきりとした丸い形が好きという結果が出ています。

教育にも影響を与える

ドラえもんのストーリーには、単に面白いだけではなく大人でも考えさせられるようなことがたくさん起こります。

ストーリーの大筋としては、便利な道具を使うが、結局うまくいかないというオチになっていることが多いです。

これは「便利なものを使って楽をしても良い方向に向かうとは限らないよ」というメッセージがあったり、「人に頼りすぎないで、自分の力で解決しよう」というメッセージがあるそうです。

ドラえもんの漫画を読むと、人生観を表す言葉などの名言が数多く出てきます。

人の願望や欲が【秘密道具】として叶っている

「ドラえもん」の最大の売りとして、秘密道具があります。

ドラえもんの最大の強みであるのが秘密道具であって、これがなければ話は始まらないというくらいのメインアイテムです。

空を飛びたいならタケコプター、瞬間移動したいならどこでもドア、という具合に、作者は人間の夢を道具に落とし込んで、子供たちを引き込んでいます。

よく、どの道具が欲しいのか話題にした事はありませんか?

【ドラえもん】の作中では色々矛盾点もたくさん存在します。

ですが【ドラえもん】の世界はもう完全に出来上がっているので、例え矛盾しようがどうしようが、ビクともしません。

また「ドラえもん」の世界は一貫して勧善懲悪。悪いことをした人間は罰せられるし、いいことをした人間は報われるフェアーな世界にいなっています。

これらの1つ1つの設定や要素が小さなことなんて気にならないほどの世界観を作り上げているのだと思います。

ドラえもんと主なキャラクター

【ドラえもん】におけるメインキャラクターは

ドラえもん・のび太・スネ夫・ジャイアン・静香ちゃん。

この5人が複雑に関わり合って展開されていくトラブルや奇跡体験は見る人間をとても楽しませてくれます。

個性も豊かで、立ち位置もハッキリしているのも特徴です。

ドラえもんは世話焼きなロボット。

のび太は心根が優しい間抜けな少年。

スネ夫は世渡りが上手い金持ち。

ジャイアンは芯が熱いガキ大将。

静香ちゃんは誰からも憧れられる美少女。

キャラが分かりやすく設定されていて、絶妙なバランスが取れています。

人は分かりすいものを好みます。何を考えているか分からない人間より、こういう考えを持っているから多分こういう行動をするだろうと予測できる人間の方を好むという性質があります。

そして、「ドラえもん」のキャラクターにはその心理が落とし込まれているため、安心して彼らを観ていられるというわけです。

ドラえもんの映画

これまでに数多くの映画が公開されてきました。

映画・ドラえもんは35周年にもなります。

1980年公開の『ドラえもん のび太の恐竜』から始まり、2020年8月には40作品目の『のび太の新恐竜』が公開されます。

全て観たという方もおられるかもしれませんね。

【映画 ドラえもん のび太の新恐竜 ~スペシャルPV~】

2020年8月7日(金)公開

https://doraeiga.com/2020/index_pc.html

新たに2020年に公開される映画を心待ちにされている方も多いと思います。

コロナの影響で密室空間に大人数が集まってしまう『映画館』において、無事に公開となるのかはわかりませんが、夏には収束して欲しいという願いを込めて、公開日を待ちましょう‼

ドラえもん まとめ

いかがでしたか?

実は【ドラえもん】は子供だけでなく大人も映画館に足を運ぶほど世代を問わず人気のあるアニメです。

環境の事や、社会的問題を提起した内容の物もあり、考えさせられる内容でもあるのに子供もある程度理解してアニメを楽しむ事が出来る事は凄い事だと思います。

親子で楽しめ、友人とも楽しめる映画やテレビアニメが長寿アニメとして続いている事に納得出来る部分が多かったのではないでしょうか?

ドラえもん離れしていた世代の方も、子供が興味を持ち始めたという親の方も、ぜひ【ドラえもん】を楽しんでみて下さい♪