片付けが出来ない子供さんに悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

実は、親は片付ける手順が思い描けていても、子供はどうしたら良いのかが分からないのです。

ですが、子供が自ら進んで片付けて欲しいというのが親の願いです。

キレイ好きな子になって欲しいですよね?

そんな『片付け』に関するしつけ方法をリサーチしてみました‼

『片付けなさい‼』と言うのは逆効果?

子どもがおもちゃや文房具などを出しっぱなしにしていると、親はイライラしてしまうものですが、『片付けなさい!』はNGワードです‼

怒って言うのはNG

親からガミガミと叱られる事で『片付け』に対してネガティブなイメージがついてしまいます。

その結果、『片付け』が苦手な子どもに成長してしまいます。

時間ギリギリで言うのはNG

「片付けなさい」という言葉は次の予定があるから発するかと思いますが、ぎりぎりに言うのではなくかなりの時間的余裕を持って言うべきです。

子供はすぐには動いてくれません。

時間に余裕を作れば親子両方に心の余裕も持てますよね。

『まだ片付けてないの?』もNGワード

「まだ片付けてないの?」は、今やろうとしていたときに言われるとやる気が全く起きなくなってしまうという恐ろしいワードでもあります。

言われた事、言った事のある方も多いのではないでしょうか?

普段から使う言葉の1つ1つにも気をつけてみて下さい。

親が代わりに片付けない

親が片付けてしまうのはやめましょう。

「出したおもちゃはママ(パパ)が片付けてくれる」そう認識してしまいます。

子供に片付けの習慣をつけたいなら、親が代わりに片付けてはいけません。

そもそも、ただ『片付けなさい』と言うだけでは子どもは片付けられるようにはなりません。

子どもには『どう片付けたらよいか』の知識がないからです。

逆に言えば、どう片付けたらよいかをきちんと教えてあげれば、しからなくても自分で片付けられるようになります。

では、一体どのように『片付け』を教えたら良いのでしょうか?

実は簡単な3つの手順で始めるのが良いそうです。

1:出す

『片付け』をしたい場所にある物を1度、全部出してしまいましょう。

勉強机を片付けたい場合でも同様に、引き出しの中まで全て出してしまいます。

2:分ける

出した物の中で【使う物】【使わない物】に分けます。

さらに【使う物】を【よく使う物】と【たまに使う物(2~3カ月に1度くらい)】に分けておきます。

3:しまう

【よく使う物】は手前、【たまに使う物】は奥にしまう。

引き出しやタンスにしまう場合、できるだけ物は重ねずひと目で何がどこにあるか分かるようにしまうと良いですね。

いかがですか?

3つの手順でも1番重要なのが『分ける』です。

ただ単にしまう事が『片付ける』事にはなりません。

『片付け』が出来ない人=捨てられない人と良く聞きませんか?

その力を養うためにも、仕分けは親ではなく子ども本人が判断して進めましょう。

お子さんが小学校低学年以下ならば、保護者の方が1つずつ子どもに聞きながら仕分け作業を進めてあげるとよいと思います。

このような収育は3歳頃から取り組むのが良いそうです。

3歳ぐらいになると、片付けの基本が理解できるようになってきます。

まずは色と形でグループ分けをするなど、ゲーム感覚で楽しみながら進められるとよいですね。

自分で片付けが出来るようになるまでは、親子で一緒に取り組んであげて下さい。

一方的にやらせようとするのではなく、一緒に楽しんでお片付けする事で自然と『片付けは楽しいこと』という意識が芽生え、自発的に整理・収納・整頓ができるようになります。

そして大事な事は【上手にできたら褒めてあげる事】です。

どんな事でも【褒める】事で認めてもらえ、喜びが湧きます。

ぜひ、実践してみて下さい‼

子供が片付けやすい収納

収納方法に関しても、子供目線で工夫する事が大切です。

『片付け』のしやすさが、子供の意欲にも繋がります。

片付け箱をつくる

子供専用のお片付け箱を作ってあげて下さい。

絵本は絵本棚、おもちゃはおもちゃ箱など、仕分けて作るのもいいですね。

物を買うにしてもこの箱に入るものだけを与えるようにします。

箱からあふれかえるようであればそれは与えすぎ、という目安にもなります。

箱からあふれてしまったら『整理整頓』するライミング‼

一緒に「要るもの・要らないもの」を仕分けてあげましょう。

箱に入らない大型のおもちゃは「収納場所」を決めておき、そこへ一緒に片付けます。

片付ける場所を決めておく

片付ける場所やおいておく場所を決めましょう。

子供と一緒にどこに何を置くかを話し合えばより効果的です。

きちんと決めてさえいれば、自分でも物の管理が出来るようになります。

小学生になれば学校でも自分のモノの管理をしなくてはなりません。

家庭での生活週間が学校で出てしまう事になりますので、「引き出しの中がぐちゃぐちゃ…」なんて見られたら恥ずかしい思いをしないよう身につけておきたい習慣でもあります。

『お片付け』のルール作り

『お片付け』にルールを作るのも大切です。

時間制限をつける

『片付け』をするのに時間を決めてあげてみて下さい。

例えば「10分間」という短い時間制限を設けてみるのです。

ですが、この「時間制限」をプレッシャーにせず、ゲーム感覚になるようにしてあげるのが大切です。

そして時間内に終わったら思い切り褒めてあげましょう。

もし時間内に終わらなくても、『片付けをした』という事は褒めてあげて下さい。

「次は頑張ろうね。」と言ってあげる事が効果的です。

物を増やさない

根本的に、おもちゃでも与えすぎない事が大切です。

かならず、新しい物が増えれば使わない物も増えます。

さらに、物がありすぎると片付ける場所さえない場合もあります。出しっ放しが当たり前になってしまうと片付けるという意識がなくなってしまいますので親御さんも含め、整理整頓は重要ですよ‼

「〇〇する前に~」を習慣化

「終わったら片付けよう」は大人でも意外と守れないものです。

なので「終わったら~」ではなく「~の前に」が重要です。

子供に対しては

「お出かけの前にはお片づけしよう」

「お風呂の前にはお片付けしよう」

「眠る前にはお片付けしよう」

など、ルールを明確化してあげることでわかりやすく納得してくれる事が多いのではないでしょうか?

片付け以外でも

「寝る前に絵本を読もうね」

「ご飯の前にお箸の準備しようね」

などと色んな面で使ってあげればより習慣化しやすくなると思います。

『お片付け』の収納の工夫

『お片付け』をする為の収納作りも大切な事です。

おもちゃで溢れかえっているご家庭も多いですよね?

子供が全てのおもちゃを「出す」事はたやすいですが、「しまう」事は難しいのです。

お片付け出来る量を与える事も大切ですね。

細かくカテゴリー分けしない

最初から細かく分類してしまうと子供は面倒に感じてしまい続きません。

おもちゃだったらとにかく大きめの箱を3つくらいにしてボンボン入れられるようにします。紙やペン類だったらそれもざっくりひとまとめ。

『お片付け』を難しい物にしないようにしましょう。

遊ぶ場所の近くに収納場所を作る

収納する場所も重要です。

遊ぶ為なら遠い場所からでも運んできますが、『お片付け』となると距離はネックになります。

すぐ出せて、すぐしまえる。

『お片付け』が面倒な物にならないように、収納場所も工夫しましょう。

子供と一緒に考えるのもいいですね‼

収納グッズは最小限に

実は、不要なものとしてプロが捨てる事が多いのが「収納グッズ」だそうです。

雑誌で見た100均の収納用品、仕切り板やコの字ラックなどの便利グッズ、衣類の収納ケースなど。

必要だと思って用意した物ですが、結局うまく使いこなせなかった、意味なかった、というお話はかなり多いです。

買うとするならば、まずは『片付け』をして、「必要」だと思ったら買いに行くようにしましょう。

【買ってから片付ける→片付けてから買う】というように順番に気をつけて見れば無駄にしなくてすみます。

『お片付け』 まとめ

いかがでしたでしょうか?

ご自身のメインスペースや、子供たちのおもちゃなど見返してみて下さい。

いきなり全て片付けようとするのではなく、少しずつ時間をかけてご自身に合った収納方法や、片付け方を見つけられるお手伝いが出来たらなと思います。

慣れないうちは、ぜひ時間を決めて片付けを始めてみてください。

ぜひお部屋も気持ちもスッキリさせて、気持ち良いキレイな収納を長くキープできるといいですね‼