今、注目され始めている新素材シンサレート。

数年前から通販などで『羽毛より暖かい』と言われているシンサレートですが、一体どんな素材で、どんな特徴があるのか、ご存知の方も少ないと思います。

今回はそんなシンサレートの魅力をご紹介していきたいと思います‼

シンサレートという素材とは?

シンサレートは、3M™ (スリーエム)社が研究・開発したマイクロファイバーのような、細い繊維群でできている化学繊維、不織布テクノロジーから生まれた高機能の中綿素材です。

Thin(薄い)とInsulate(断熱する)を合わせたなんともカッコ良いネーミングで「より暖かく、より薄く」をコンセプトに掲げています。

細い繊維が組み合って、たっぷり空気を含むので、断熱性、保温性に優れています。

含む空気の量がポリエステル綿より多く、防寒衣料や冬用の布団などに使われています。

かつての常識である「暖かさをキープする=分厚い素材」といったイメージを一掃、軽いのに暖かいというこれまでの概念を覆す高機能な衣料用断熱素材なのです。

身近なアイテムでは、アウトドアブランドのアウターやスキーやスノボーなどのウインタースポーツのウエア、手袋といった小物類に多く使われているのではないかと思います。

シンサレートの特徴

暖かさを高めるための理想的な断熱媒体は、空気です。

複雑に絡み合った微細な繊維の間に、大量のデッドエア(動かない空気)を封じ込め、薄くても高い断熱性を発揮します。

たくさんの空気が人体の熱をつかまえて逃さないため、同じ厚みの一般的なポリエステル綿やダウンと比べて、1.5〜2倍の保温機能を持っています。

さらに無臭で、アレルギー誘発物質を含んでいないため人体へのやさしさにも優れています。

シンサレート布団のメリット

なんと言っても暖かい事

これまでの布団は厚くなければ暖かさを維持できませんでした。しかしシンサレートは、素材の高い断熱力で、薄くても暖かく使用できます。

コンパクトに収納できる

薄くて軽いのでかさばらなくて、収納にも便利♪

他の布団と2枚重ねて更に暖かく使用することもできるという素晴らしいメリットを持ち合わせています。

ニオイがない

シンサレートを中材に使用した布団はニオイがないため気持ちよく使えます。

また、吸水性が1%以下のため、湿気が多い場所でも保温性が失われず、濡れてもすぐ乾くという特性が魅力です

洗える

手入れも簡単で、汚れが気になった時には家庭用の洗濯機(10kg以上)で手軽に洗うことができ、いつでも清潔さが保てます。

コスパが良い

羽毛布団よりも安価で、さらに化学繊維なので景気や自然環境に影響されにくく値段も一定です。

シンサレート布団のデメリット

温度調節ができない

確かに断熱効果が高く、保温性抜群のシンサレートですが、寝具などの場合、逆にこの点がデメリットにもなってしまいます。

シンサレートは放湿しにくいので、中に熱がこもりやすくなります。

温度調整がきかないというのがデメリットですが、寒さが厳しい真冬なら暖かい睡眠環境を確保することができますので、寒さを気にせず眠れます。

羽毛布団と比べた時の違いとは?

シンサレートのメリットもわかるけど、羽毛布団にも良さがあるし、どちらがいいのかわからない・・・

という方のために、羽毛布団の特徴とシンサレートの特徴を比較してみました。


メリットデメリット
羽毛暖かい軽い吸湿性、放湿性が高い物によって匂いがする羽が出てくる事もある簡単に洗濯出来ない
シンサレート暖かい無臭コンパクト収納出来る洗える放湿性が悪い体にフィットしない

長持ちの面で言うと

きちんとケアすれば、自然素材である羽毛自体の寿命は10年以上持つとも言われています

対してシンサレートの場合、洗っても劣化しないと言われていますが、布団として市場に登場してから、まだ数年の商品です。長い目で見てどちらが長持ちするかはまだ未知の部分があります。まだ比べるには年数が必要ですね。

シンサレート素材を選ぶ決め手

どちらを選べばよいのか?

それは、あなたの寝具へのこだわりポイントで決まります。

予算は?

グレードの高い羽毛布団は本当に寝心地が良いものです。しかし、それ相応のお金がかかります。

あまり寝具にお金をかけずに、暖かい布団が欲しいと考えているのであれば、シンサレートを中材に使用した布団の方がオススメです。

寝心地が大事‼

寝るときに、布団が身体にフィットして包まれたような寝心地はゆずれない!とお考えなら、やっぱり羽毛布団がオススメです。

血流が低下したり、重さで寝苦しくなったりすることが少なく、寝心地を求める方に適しているといえるでしょう。

匂いが気になる・・・

ニオイに敏感な方は、羽毛布団を選ぶときにどうしても慎重にならざるを得ません。

シンサレート素材は羽毛のような独特のニオイがないので適しています。

手入れは簡単がいい♪

羽毛布団の手入れは決して難しくはありませんが、クリーニングや洗濯が羽毛にダメージを与える可能性があるため、お手入れする際はそれなりに気を使う必要があります。

シンサレート布団は家庭の洗濯機(10kg以上)でも手軽に洗え、ほこりも出にくく、清潔に使えます。

まとめ

いかがでしたか?



楽天シンサレート一覧

シンサレートの魅力はまだまだこれから広まっていくと思いますが、布団だけでなく他のアイテムにも使われているので、ぜひ買う前にチェックするきっかけになればなと思います♪

これからの寒い冬のシーズンにもシンサレートデビューしてみてはいかがでしょう★

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