最初の頃は不慣れで中々上手く出来なかった「授乳」もだんだん慣れてきて、赤ちゃんも上手に飲めるようになってきたのに…

もう卒乳なんて寂しい‼

出来れば自然に卒乳したいですが、色々と問題も出てくる場合も…?

悩める新米ママさんに、参考にしていただければと思います!

卒乳時期はいつ?

卒乳とは、赤ちゃんが自然に母乳を必要としなくなることです。

授乳している時の赤ちゃんは可愛くて愛おしいものですが、卒乳の時はいつか訪れます。

ママからすれば、少し寂しい気持ちもありますよね。

では、自然に母乳を必要としなくなるのはいつごろなのでしょうか?卒乳の時期に悩むママは多いですよね。

また、卒乳したいけれど上手く進まないと悩んでいるママも多いと思います。

0歳代での「卒乳」もありますが、その場合、お母さんの母乳の量の減少や病気などのやむを得ない理由が多く、一般的な目安としては、1歳半〜2歳頃です。

ですが、ママが「そろそろ卒乳の時期かな?」と思える時がタイミングだと思うので、周りに合わせる必要はないと思います。

しかし、オススメしないタイミングもあるので気をつけて下さい。

頻回授乳をしている時

赤ちゃんは今まで何度も飲めていたものが飲めないことでストレスを感じてしまいます。

お母さんの乳房も母乳をたくさん作り出している状態でやめる事になるので、乳房のトラブルに繋がってしまう恐れもあります。

まずは授乳回数を徐々に減らして卒乳にもっていきましょう。

保育園や幼稚園への入園前

入園ギリギリのタイミングだと、新しい環境に慣れることと重なってしまうので、少し前か、入園して落ち着いた頃を計画してみましょう。

実家に帰っての卒乳

「孫を泣かせるのはかわいそう、母乳を飲ませたら?」「こんなに泣くならまだ早いんじゃない?」というおじいちゃん・おばあちゃんがいて、全面協力してもらえなかったという例も。

親子で挑む卒乳でもありますから、お互いにストレスにならない環境作りも大切ですね。

卒乳計画を作る

突然、「今日からおっぱいはないよ」などと卒乳してしまうのも、戸惑い、不安にさせてしまう事になります。

子供の計画準備

1ヶ月くらい前からお子さんに説明してみて下さい。

1〜2週間前から、1日1回カレンダーにシールを貼っていきます。

規則正しい生活をしましょう(日中は体を使ってしっかり遊ばせます)

ママの計画準備

卒乳1週間くらい前から、あっさりとした和食を心がけます。

すぐに食べられる食事を準備しておきましょう。

規則正しい生活で体力をキープ‼

日中は遊びに集中できるように規則正しい生活を心がけ、なるべく夜はぐっすり眠れるようにたくさん体を動かしておくと良いでしょう。

ママは「卒乳」の日に向けて、あっさりとした食事を心がけ、母乳がたくさん作られてしまうようなメニューは避けておくのが良いですね。

2週間前からカレンダーに印やシールを貼ってカウントダウンするのも、親子で気持ちが作れる場合もあるのでおすすめです。

子供が嫌がるようであれば逆効果になりかねませんのでやめてみて下さい。

卒乳後のおっぱいケア

「卒乳」に向け、1日の授乳回数が減ってくると、母乳が作られる量も徐々に減ってきます。

ですが、突然母乳が出なくなるわけでは無いので、お母さんはおっぱいケアが必要です。

卒乳当日から「おにぎり搾り」

「卒乳」当日から1~2日目が乳房の張りがピークになります。

そんな時には乳房を両手でおにぎりを握るようにして外側から軽く圧をかけるようにして母乳を搾り出しましょう。

「おにぎり搾り」は大さじ1杯程度が目安です。乳房が張ってつらい時に「おにぎり搾り」を行いますが、あまり搾りすぎると乳汁分泌が収まらないので、搾りすぎないように気をつけましょう。

卒乳してから3~5日後

乳房が軽くなるようにすっきりするまで搾りましょう。自分では搾り切れないこともありますので、助産師に卒乳ケアを受けることも1つです。

卒乳してから2週間後

個人差があると思いますが、一般的には「卒乳」から2~3週間くらいで母乳は出なくなりますので、その頃に再度スッキリ搾るようにしてください。

ただ、半年~1年くらいは母乳がにじむ程度出る人や、人によっては1年以上出る場合もあるなど、完全に止まるまでには個人差が大きいです。

卒乳が遅いとトラブルも?

「卒乳は、子どもが”おっぱいはもういらない”と自然に感じてくれるのを待とう」…

そう考える授乳中のママさんも多いのではないでしょうか?

『鉄欠乏性貧血』というのをご存知ですか?

<鉄欠乏性貧血とは>

貧血とは血液中の赤血球や血色素(ヘモグロビン)が正常よりも少なくなってしまった状態をいいます。この中でもっとも多いのが「鉄不足が原因で起こる貧血」=「鉄欠乏性貧血」です。(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット)

生後7か月頃以降~2歳くらいの子どもの場合、母体からもらった貯蓄鉄が少なくなるのに対し、成長に必要な鉄分は増えていきます。

従って『食事から鉄分を摂る』必要があります。

「授乳を続けていることで離乳食を食べず、鉄分補給の機会を失っているということで、授乳が遠因(遠い原因)になっているかもしれない」

個人差はあるでしょうが、このようなケースもあるそうです。

この場合、『断乳』と『鉄剤の補給』をしなければなりません。

かならずしも『鉄欠乏性貧血』になってしまうわけではありませんが、2歳以降も授乳の割合が多く、離乳食が少ないとなると、可能性は高くなるかもしれませんので気をつけた方が良いと言えます。

卒乳の参考までに、可能性を視野に入れておくのも万が一のためにはいいのではないでしょうか?

病院で「即、断乳して下さい!」と言われる前に時間をかけてでも卒乳出来れば良いですね♪

卒乳 まとめ

現在、授乳育児中のママさんは、愛おしいと思いながらも大変な日々を過ごしていると思います。

授乳トラブルも人によって様々ですが、出来れば1人で悩まずに助産師さんや家族に相談してみて下さい‼

子供の成長は嬉しくも寂しくもあります。

頑張って親子で乗り越えられた時は達成感もあると思います‼

母乳の出が悪くてあっさり卒乳…という方もおられますし、何も問題なく子供がいらないと思うまで授乳出来た…という方もおられるでしょう。

何が正解とはありませんが、子供に合わせつつ親子で成長出来たらいいですよね♪